2つのブラームス・ティンパニ
2024年 04月 15日
ブラームス : ピアノ協奏曲 第1番
ブラームス : 交響曲 第1番
良い本番になりました。
この2つの作品を同日に演奏する機会に恵まれ、そして昨日終演。
世界中のティンパニ奏者にとって、
命を懸けてよいプログラム。
交響曲の冒頭のティンパニは語らずとも
あまりにも有名で伝説化されていますが、ピアノ協奏曲の冒頭のロールも、この作品を決めると言える重要な入り口。
このロールも魂を懸けるに値する運命の冒頭。
音色、ロールの質、ロールの内容、厚み、
交響曲の冒頭と同じく、決定的な瞬間。
ティンパニ奏者の全ての要素がこの2作品には詰まっています。
自分の人生でこの先このような最高の組み合わせのプログラムに出会えるかわからない、
最後のつもりで臨んでいました。
リハーサル3日と本番の全4日間、今回は作品に集中し没頭するために宿泊のホテルも移し、シンプルな環境を自ら作り、ストイックと言われても仕方ない、どこを切り取ってもアスリートな過ごし方。食べるもの、運動、心身のコンディショニング、鍼治療、リラックス、アドレナリンのコントロール、等。
リハーサルは試行錯誤、本番当日は頭を整理し、覚悟をもって臨む良いコンディションへもって行けたかな。
ピアノ協奏曲 清水和音さんはまさに円熟の素晴らしさ、
ティンパニの重責を抱えながらもその時間を過ごすことを味わい一瞬の幸せを感じながら。
終わった今は放心から、いつもながら脳の暴走。
終わると、始まる前とは別の苦しさと入れ替わります。
大きな本番のあとはこれが意外と大変。
アーティストの宿命..だそうです。
このコンサートを見届けてくださるために、
遠路東京、横浜、浜松から駆けつけてくださったお客様、
そして地元のお客様、いつも支えてくださる鍼の先生も。
いつも応援してくださる皆様へ心からの感謝と御礼申し上げます。
自分の記録用として
by sawako-ys
| 2024-04-15 20:53
| 本番の舞台上



