本番靴も夏休み
2022年 08月 07日
本番靴が入院から戻ってきた
木型で職人さんが作っている
吉祥寺・うさぎ屋さんの革靴
2000年のヨーロッパツアーも履いていたから。
それ以上は経つと思う
とんでもない本番を
どれだけ踏ん張ってくれたのだろう
汗も涙も全て知っている(吸っている)
苦楽を共にしてきた
皮膚や筋肉ぐらい身体の一部
近年、2〜3の現場を平行して演奏する中で、
できれば同じ靴を履きたい。
二代目を購入。先輩は貫禄が違う。
本番靴とは
一歩も外に出てないわけで、
舞台と楽屋周りしか歩いていない
それでも長年数々の凄まじい本番を超えてきた靴は
型も崩れてヨレている
それでも直し直し履きたい
夏休みに修理に出しに、
うさぎ屋さんへ。
「本体まで削れちゃってるのはウチじゃできないな。修理の専門家じゃないと。
これは修理屋でも嫌がられるかもな〜」
紹介してくれた修理屋さんへダメ元で向かい
経緯を話し、全く急ぎませんので!と懇願。
無愛想な感じにポツリと
「明日でもいいですか」
えぇ〜〜出来るんですか〜!
明日⁉︎
お願いします
翌日、
心配とワクワクしながら迎えに行く。
踵だけでなく、あちこち剥がれていた小さな傷まで全部細かく貼り直されていた。
専門家の細やかな技とお心に感謝
またしばらく一緒に踏ん張ってよね
by sawako-ys
| 2022-08-07 20:22
| 本番の舞台上